台南でタイムスリップ?
懐かしさ漂う素敵な街 台南
台湾旅行だと、やっぱりメインは台北や高雄ですよね。
しかし、台南という少しマイナーな街もぜひ訪れていただきたいです。
台南には、古き良き空気が存在しています。
また、少し斬新でびっくりするようなものも!
それでは、今回は台南の魅力をご紹介します。
レトロな駅がお出迎♡
台南駅に降り立つと、ハイカラなデザインの駅が旅行者を歓迎してくれます。
もちろん、ホームも簡素で懐かしい雰囲気。
日本にも、どこか田舎ののんびりした駅にこんな場所がありそうですよね。
古びた標識も味があります。きっと何年も昔からこの駅を見守ってきたのでしょう。
ノスタルジックな街並み
街を散策してみると、首都である台北程バイクや車も少ないことが分かります。
全体的に建物は低く、古風なビルが多く見受けられます。
ゆったりのんびりしたこの街の雰囲気は、都会で疲れた心を癒してくれそうですね。
あまりにも日差しが強いので、古いビルについた屋根下に入るとこんなものが!
西洋と東洋の文化が融合した素敵な装飾です♡
昔は日本にもこんな建物がたくさんあったのでしょう。
今はなかなかないですよね。
台南ではこのような歴史的な装飾を持つ建物をたくさん見つけることができます。
屋外博物館のようですね♡
かなり貴重!手描き看板!
ここ、映画館なんですけれども、看板をよーく見てください。
・・・なんと、手描きなんです!
名立たるハリウッドの名作が手描き看板で宣伝されています。
端には昔の上映映画も見つけました。
映画ファンにはたまりませんね。世界でも、かなり貴重な場所ですよ!
運が良いと、映画館の向かいの通りで新作の看板を描く様子が見れるかもしれません。
撮影時の看板は「アナと雪の女王」でしょうか?こんな風に描くのですね。
見入ってしまうと、映画館に入られなくなりそうです。
スポット情報:
映画館名:全美戯院
住所:台南市永福路二段187号
公式HP: www.cm-movie.com.tw
不思議な廃墟に迷い込む
今から400年ほど前、台南はオランダ領でした。
そのときに築かれた要塞がこの「安平古堡」です。
レンガ作りの城砦は当時のまま残されています。
台湾でオランダの要塞の名残を見ると、文化の入り混じった不思議な土地だなあと心から思います。
さて、レンガの階段をあがると砲台が!?
安心してくださいね笑
これは、展示用です。
写真からも分かるように、かなり年季の入った砲台です。所々の錆を見ると、これも台南に取り残された西洋の文化なんですよね。
砲台は数台海の方に向かって置かれています。
今は南国の穏やかな街ですが、当時はどんな場所だったのでしょうか。
この数台の砲台がそれを物語っています。
しかし、現在砲台が見ている海は穏やかです。
のんびりした街と緑、漁船が見えます。
階段を降りて、街に帰る途中にこんな壁がありました。
高くそびえたつレンガ造りの丈夫な城壁です。
今は南国の植物が壁に絡まり、自然に溶け込んでいます。
まるで「天空の城ラピュタ」の世界ですね!
スポット情報:
名称:安平古堡
住所:台南市安平区国勝路82號
料金:大人50元、 子供25元、 シニア25元、 団体40元(30人以上)
営業時間: 8:30~17:30
台南グルメも外せない♡
度小月の担仔麵
台南に本店のある度小月。ここの担仔麵と言われる麺料理は一度食べると癖になります。
担仔麵は、大きな味玉に中太麺、エビに肉そぼろが、ご飯茶碗くらいの器に入っています。
食べてみると、あっさり系ラーメンという印象を受けます。
非常にさっぱりしてはいますが、肉そぼろの甘辛い味がしっかりしており麺に絡んで美味しいです。
スープは少し酸っぱさと独特の香辛料の香りがあります。
しかし、暑さで食欲のない時でも、これがいい起爆剤になり、するすると胃の中へ。
担仔麵は、一杯50元(約200円)なので「小腹が減った!」なんて時にもいいかもしれません。
この気軽に食べられる感覚は、なんだか駄菓子屋で食べるもんじゃを思い出してしまいます。
スポット情報:
名称:度小月(台南本店)
住所:台南市中正路16号
営業時間:11:30~24:30
裕成水果店のマンゴーかき氷
南に行くほどおいしくなるマンゴー。
そんなマンゴーをた~~~~っぷり乗せて提供してくれるかき氷屋さんが裕成水果店です。
このドサッとしたマンゴーの存在感、そして濃厚な味わい。
冷たいマンゴー味のかき氷とシャーベットに火照った体が癒されていきます。
なんと、このマンゴーかき氷1皿170元(約680円)で2個分のマンゴーが山盛りになっている贅沢なデザートです。
このシャーベットがお店の手作りであることもお店のこだわりを感じます。
この気前の良さとこだわりも、温かく懐かしみを感じるポイントですね。
スポット情報:
名称:裕成水果店
住所:台南市民生路一段122号
営業時間: 12:00~03:00
藤喜家霜淇淋の明太子入りバニラアイス
台南の港付近は観光地となっており、様々な海鮮の名物料理があります。
その中でも一際目を引くものがこの藤喜家霜淇淋です。
この店頭に飾られている長細く、巻かれたり、うねったりされたものは何なのか?
正解はアイスクリームのコーンです!
このようにU字型の筒状コーンになっており、中にバニラアイスクリームが詰められています。
この特に面白いところが、バニラアイスクリームに明太子が混ざっているところです。
絶対まずそう!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、意外に明太子の味は強くありません。
むしろバニラアイスクリームが濃厚で塩バニラのアイスクリームを食べているような感覚でいいアクセントです。
このコーンも、サクサクとしていて食感がイイです。
こちらの蝦餅明太子勾勾冰は120元(約480円)です。
ただ、ご安心ください笑
同じコーンに入ったチョコレートとバニラだけのアイスクリーム雙色口味勾勾冰(明太子抜き)も100元(約400円)で売られていますよ!
でも、このような少しへんてこな組み合わせのお菓子って、日本の駄菓子屋にありそうですよね?
ミルクせんべいに梅ジャムをつける、というような。
ちょっとクセの強いものが美味しく感じてしまう、童心に帰るスイーツです笑
スポット情報:
名称:藤喜家霜淇淋
住所: 台南市 安平區 安平路788號
営業時間: 10:00〜18:00
台南もおすすめどころが満載
のんびりとした街で懐かしさをかみしめながら台湾を満喫したいなら、台南がおすすめです♡
以上、落ち着いてじっくり歩きながら時代の遺物を発見する街、台南の特集でした!